2020年度チェーン・レクチャーのシラバス

担当校 大谷大学
科目名 比較宗教特殊講義
講義題目

宗教と倫理

開講期間 前期2単位
開講日 原則として隔週金曜5・6講時(16:20~17:50、18:00~19:30)
コーディネーター

村山保史(大谷大学教授)

概要

宗教が人間や社会をなんらかの意味で超えた存在との関係を第一義とするものであり、そうした存在との関係をもとにした組織集団を意味するものであるなら、宗教と、人間や社会生活の行為規範にかかわる倫理との関係は容易には円滑なものとならない。宗教(宗教的真理ないし宗教的倫理)と世俗的な倫理が齟齬を生じ、せめぎ合いの関係にあることも少なくないであろう。そうした事情は、今日では民族宗教の枠を超えて世界宗教と呼ばれるようになった伝統的な宗教の歴史にもみられたし、近代以降に生じた新宗教においても同様であった。現代でも、個々の宗教と一般的な倫理との関係をいかにするかが持続可能な社会を構成するための課題のひとつであるといっても過言ではないであろう。
この講義では、京都宗教系大学院連合(K-GURS)に加盟している宗教系大学院に所属する数人の担当者が「宗教と倫理」をテーマとしてそれぞれの立場から考察を試みる。
受講登録をしない聴講、関心をもつ回のみの聴講も歓迎する。

到達目標

それぞれの思想や教義が「宗教と倫理」というテーマに関してどのような立場をとっているかを理解することができる。

授業計画

実施回開講日内容講師
第1回 4月10日 「授業の趣旨説明/宗教と倫理」 大谷大学 村山保史 教授
第2回 4月24日 「宗教と倫理からみる中国思想」 高野山大学 南昌宏 教授
第3回 5月8日 「キリスト教と倫理」 同志社大学 小原克博 教授
第4回 5月22日 「近世神儒論争から見る神道/儒教と倫理」 皇學館大学 板東洋介 准教授
第5回 6月5日 「David Humeの宗教論」 佛教大学 田山令史 教授
第6回 6月19日 「西田幾多郎『善の研究』における宗教と倫理」 花園大学 松本直樹 准教授
第7回 7月3日 「仏教における他者をめぐる課題」 龍谷大学 杉岡孝紀 教授
第8回 7月17日 「まとめ/期末レポート作成」 大谷大学 村山保史 教授

成績評価基準

各回の授業内に課す小レポート(80%)と、期末に課すレポート(20%)によって評価する。