2024年度チェーン・レクチャーのシラバス

 

担当校 皇學館大学
科目名 神道史特殊講義ⅡA
講義題目

宗教と社会貢献

開講期間 春学期2単位
開講日

隔週金曜ⅤⅥ講時
(16:50~18:20、18:30~20:00)

コーディネーター

中山 郁(皇學館大学教授)

概要

 

宗教教団は信仰の布教を通じて人々を救おうとする一方、その教えの精神に基づきつつ、より社会全体で共有される多様な課題の解決を目指す活動に取り組んでいる。こうした宗教の「社会貢献」活動(含、社会福祉)に関しては21世紀前後よりその研究が活性化し、多くの研究業績が蓄積されてきているものの、その知見が大学・大学院教育の場において系統的に示される機会はまだ少ないといえる。しかし、社会における宗教の存在意義や機能を考えようとするならば、各教団における社会貢献のありかたにも目を向けてゆくことが必要であると考える。なぜならば、我々はこの課題を通じて日本の宗教をとりまく社会の状況を知ると同時に、宗教が何のために存在しているのかを問うことが可能となるからである。
以上に基づき、今回のチェーンレクチャーでは、京都・宗教系大学院連合(K-GURS)に加盟する各大学の教員により、仏教、キリスト教、神道の各宗教における社会貢献活動について、具体的な事例に基づきながら検討し、その意義や課題点を明らかにしてゆく。そのうえで、受講学生各位に現代日本社会における宗教のありようについて考えてゆく機会を提供したい。
なお、本講義については、同時双方向型のオンライン授業にて行う。

到達目標

〈知識・理解〉各宗派・教団における社会貢献活動を要約して説明することができる

       各宗派・教団の社会貢献活動の背景となる宗教的思想について述べられる
〈思考・判断〉現代社会の課題に対し宗教ができることについて自らの考えを述べることができる
〈関心・意欲〉宗教教団による社会貢献に関する情報に関心をもっている

授業計画

実施回開講日内容講師
第1回

 4月12日

「授業の趣旨説明/宗教と社会貢献」 皇學館大学教授 中山 郁
第2回 4月26日

「仏教と社会貢献(1)―宗派の枠を超えた活動・仏教と社会貢献(2)―仏教的資源の活用」

花園大学非常勤講師 西岡秀爾
第3回 5月10日

「ビハーラ活動と災害支援―願われたいのちを共に―」

龍谷大学教授 鍋島直樹
第4回 5月24日

「ケアとしての神道―共同体の宗教のストレングス―」

皇學館大学教授 板井正斉
第5回 6月7日

「緩和ケアにおけるスピリチュアルケアについて」

高野山大学教授 森崎雅好
第6回 6月21日

「同志社と社会福祉」

同志社大学教授 関谷直人
第7回 7月5日

「「死んだら終わりですか?」との問いを受けて」

大谷大学教授 木越康
第8回 7月19日

「近代浄土宗における共生・社会貢献について」

佛教大学准教授 齋藤蒙光

成績評価基準

各回の授業内に課す小レポート(100%)によって評価する。小レポートは上記の到達目標の〈知識・理解〉〈思考・判断〉の部分をもとに10点満点にて評価する。

〈関心・意欲〉については授業の出席状況を以て測らせて頂く予定です。