大谷大学大学院 人文学研究科

大谷大学大学院 人文学研究科

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 1665年に京都の東本願寺内に置かれた学寮に起源をもつ大谷大学は、1901年に東京に移転し、清沢満之を初代学長として、宗門の教育機関にとどまらない近代的な大学として出発した。その後、京都に戻った大谷大学は、1949年に新制大学として再出発し、1953年に真宗学専攻と仏教学専攻、1954年に哲学専攻と仏教文化専攻、1999年に社会学専攻と国際文化専攻、2013年に教育・心理学専攻を設置している。そして2022年からは、人間教育の理念をこれまで以上に社会に対して明確に示すために、文学研究科(Graduate School of Letters)の名称を人文学研究科(Graduate School of Humanities)へと改称し、哲学専攻には哲学・現代思想と倫理・宗教思想の2領域、仏教文化専攻には日本文化と東洋文化、そして西洋文化の3領域を設置している。
 大谷大学大学院において、真宗学専攻は親鸞の思想を核として、仏教学専攻は仏陀釈尊以来の思索の文献学的な跡づけをとおして、哲学専攻は広く西洋思想と日本思想にかかわる学的蓄積を用いて、教育・心理学専攻は教育学と心理学の見地から、人間を問う。さらに仏教文化専攻はアジアの仏教を土壌として形成された諸文化の歴史学的・文学的研究から、国際文化専攻は現代社会の地域性と国際性の相互検証のなかから、人間を問う。
 大谷大学大学院の特質をさらに言えば、仏教の思想がその基軸となっている。それは清沢満之が「開校の辞」(1901年)において「我々において最大事件なる自己の信念の確立」を言い、第3代学長の佐々木月樵が「大谷大学樹立の精神」(1925年)において「仏教学、哲学および人文に必要なる学術を教授し、ならびにその蘊奥を研究する」と述べたとおりである。大学院において、全専攻の新入生に対する基礎科目として、現職学長による講義「仏教の視点」が設けられているのも、そうした考え方によるものである。

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