協力団体

 以下の諸団体は、「協力団体」として「京都・宗教系大学院連合」に加盟しています(五十音順)。

高野山大学 密教文化研究所

http://www.koyasan-u.ac.jp/laboratory/

 密教文化研究所は高野山 大学の附置研究所で、日本やアジアの密教に関する総合的な学術研究センターである。前身は 昭和18年に開設された高野山密教研究所 で、昭和33年に密教文化研究所と改称された。
 研究所には、日本及びアジア地域の密教の基礎的研究並びに基礎資料の収集研究を行う「基礎研究部門」と、密教の思想と文化並びに関連領域について総合的な 比較研究を行う「綜合研究部門」がある。研究活動としては「弘法大師の思想とその展開に関 する研究」と「密教の形成と流伝に関する研究」という共同研究プロジェクトが存在する。前 者は弘法大師空海を中心とした日本密教の形成と展開の研究であり、後者はインドに起源をもつ密教の伝播と種々相に関する学際的研究である。
 事業の一環として、高野山内外の諸寺院で真言密教の聖教調査・収集を行うと共に、ネパール系サンスクリット写本のマイクロ・フィルム、バングラデシュの密教美術やラダックを中心としたチベットの写真資料などの収集も行い、その一部を公開してい る。また現代社会の諸問題に対応するための新たな組織「密教と現代社会」を設け、活動を始 めている。

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宗教倫理学会

http://www.jare.jp/

 科学技術の急速な進展、社会の世俗化、宗教の多元化が世界的な規模で進行する今日、宗教と倫理の関係を根本的に問い直すことが求められている。こうした現 代世界の状況を踏まえて、宗教倫理学会は、2000年12月、現代世界の諸課題をめぐっ て、宗教と倫理の関係を掘り下げて探究しようとの目的から設立された。 その具体的な活動としては、環境倫理や生命倫理などの宗教に関連する倫理的課題をめぐって研究プロジェクト・テーマを設定し、研究テーマに関する研究会 (年6回)において、それらの諸問題を幅広く考察している。また諸宗教間の対話ばかりでな く、自然科学の諸分野との学際的な対話も積み重ねている。 本学会で得られた学問的成果を広く世界に伝達するために、学会誌『宗教と倫理』や『宗教と倫理(別冊)』を年一回刊行し、また公開講演会や公開シンポジウ ムを開催している。さらに、アメリカ宗教学会や国際宗教学宗教史会議世界大会などの国際会 議にパネル参加するなど、世界規模の学術交流をとおして、研究成果を広く世界へ発信しながら、研究を展開している。

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種智院大学 人文学部

http://www.shuchiin.ac.jp/

 本学は真言宗の祖である弘法大師空海(774~835)の心を建学の精神と定め、広く一般教養に関する知識を授けるとともに、仏教学、特に密教学を中心と して深く専門の学術を教授研究し、併せて弘法大師の精神に則り、「普遍的にして個性豊かな 人格を養成し、もって世界文化の向上に資すること」を目的としている。
本学は、遠く平安時代、天長5年(828)に弘法大師によって京都に創設された日本最古の私立大学である「綜芸種智院」を淵源とする。
 「綜芸種智院」設立に際して、弘法大師が著された『綜種智院式并序』に記されている、

(1)環境 教育にふさわしい適切な環境を整えること
(2)教育の機会均等 庶民に対しても開かれた教育の場であること
(3)総合的な教育の実施 密教・仏教のみならず、広く諸学を学ぶ
(4)学生に対する給費制度 教育における経済的援助

の4つの特徴は、当時の日本の大学が官立の官吏養成学校であり、経済的に恵まれた貴族の子 弟しか入学を許されないのに対して、まことに先進的、理想的なものであった。欧米の諸大学 に先駆けた大師の教育的理想の高さは、国内外の多くの識者の高い評価を得ている。
 現在では極当たり前とされる教育の機会均等は弘法大師の目指すところであり、その上で教育にふさわしい環境での開かれた総合的な学問の教育・研究を行うと いう精神は長く受け継がれ、本学の建学の精神となっている。
 本学は、伝統的な仏教学、密教学の上に立ち、そこに文化、芸術などの幅広い分野を視野入れた教育と研究を目指し、弘法大師の精神の実現に努めている。

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種智院大学 密教資料研究所

http://www.shuchiin.ac.jp/service/esoteric_Buddhism.html

 本研究所は、密教資料を中心として深く専門の学術を研究し、もって世界文化の向上に資することを目的として平成7年7月に発足し、(1)密教教学研究 (2)密教儀礼研究(3)国際密教研究、および(4)事業、を行うことを主としている。
本研究所の性格上、設立当初より国内外に調査団等を派遣し、多くの密教資料の収集に努めている。
 国内においては調査・収集と併せて、本研究所が所蔵している明治から昭和にかけて活躍された真言密教学者、長谷寶秀師の蔵書である「長谷文庫」の調査・研 究を行っている。
 海外にはインド・チベット密教調査団やモンゴル仏教調査団を派遣することによってインド、チベット、モンゴル、ネパールの密教寺院の調査等を行って大いに 成果を挙げている。
 現在は、アメリカ、カナダや中国等の海外より講師、研究員を招聘して研究会並びに講演会等を催して国際交流を計り、密教の国際化に努めている。

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同志社大学 一神教学際研究センター

http://www.cismor.jp/

 本センターは、一神教世界について学際的で総合的な研究・教育活動を行い、文明の共存の実現をめざすスペシャリストを養成すると共に、その研究成果を世界 に向けて発信し、イスラーム世界とユダヤ・キリスト教世界の「仲介者としての役割」を果た すことを目指している。中東で生まれた三つの一神教、すなわち、ユダヤ教、キリスト教、イスラームは「兄弟の関係」にありながら、欧米とイスラーム世界は対立・抗争の歴史を繰り返 してきた。今日の世界が直面している「文明の共存」と「安全保障」の実現のためには、一神 教について、文明論的な視座からの、「総合的」で「学際的」な教育・研究活動が必要である。
 同志社大学は、新島襄による創立以来、キリスト教研究とアメリカ研究に力を注いできたが、本センターでは、宗教研究においては研究対象をイスラームに拡大 し、地域研究においては、中東・東南アジア・ EU・ロシアに拡大し、地域研究、国際関係、安全保障、科学史を含んだ学際的で総合的な研究・教育活動を実施しようとしている。

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NCC宗教研究所

http://www.japanese-religions.jp/

(設立と管理運営)
1959年、日本キリスト教協議会(NCC)の研究所として出発、今日にいたる。なお、 NCC(National Christian Council in Japan)は、日本のキリスト教(プロテスタント)諸教派とキリスト教関係団体(YMCA、YWCAなど)の連絡・協力組織であり、当研究所理事会は、 各教派団体からの選出理事と委嘱理事(学識経験者)によって構成されている。

(目的)
1.日本の諸宗教の研究、資料の収集と提供
2.諸宗教との対話・交流を通して相互理解をはかる
3.平和・人権・環境などの問題について宗教協力を推進する

(活動)
1.定期刊行物 ①「出会い-キリスト教と諸宗教」 ②英語雑誌"Japanese Religions"
2.研究会(テーマごとに参加会員を募集)「葬儀-祖先崇拝」「宗教と国家」「宗教の神 学」「生命倫理」など。
3.講演会、連続講義、ゼミナール(特に他宗教学習ゼミナールは、毎年一つの宗教・宗派を えらび、その本山・本部に宿泊して、講義をきき、儀礼に陪席し、対話交流するプログラムと して40年以上にわスり連続して実施してきた。)
4.なお、研究については、海外諸教会の協力をえて、海外から専任研究員を迎え、国際的な 協力による日本宗教研究の促進をはかってきた。
5.また、2001年より新プログラム(日本の諸宗教-研修と対話)を開設。欧米などの大 学院終了または在籍中の牧師志願者が、半年または一年滞在して、日本宗教を学ぶ。英語によ る毎学期10週間の講義と見学・交流。

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日本クリスチャンアカデミー

http://www.academy-nippon.com/

 アカデミー運動は、第二次大戦後の混乱したドイツにおいて、キリスト教会の指導者たちの呼びかけにより、はなしあいを通して新生ドイツの進むべき方向を模 索しようとする運動として始った。やがてこの運動は、日本でも種々の分野で指導的役割を果 たしていたキリスト者の中に呼応する人たちを見いだし、1961年に、財団法人 日本クリスチャンアカデミーが設立された。以来、同アカデミーは、関東と関西の活動センターを拠点 に、日本の社会が直面している様々な問題の克服を目指したはなしあいを展開してきた。その 対象は、人権、平和、環境、貧困、開発、労働、教育、社会福祉、生命倫理、宗教、文化など 多岐に亘っている。京都修学院の地に、宿泊研修施設「関西セミナーハウス」を有している。

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龍谷大学世界仏教文化研究センター

http://www.ryukoku.ac.jp/bukken/index.html

 仏教文化研究所は、1961(昭和36)年に、「仏教文化及びその関連領域に関する総合的学術並びに国際的研 究交流をおこない、以て学術研究の向上に寄 与することを目的とする」という主旨のもとに設置された。その主な研究課題は、本学が有する世界的な文化遺産である寫字台文庫や大谷文庫といった古典籍や 大谷探検隊の将来品などを整理分類・保存し、永く後世に伝承することです。世界的にも特色 ある仏教文化研究所として、沼田奨学金や外国人客員研究員制度を 設ける等、国際交流も計り活発な研究活動を展開しています。また、西域文化研究、仏典翻訳研究、大蔵経学術用語研究など、貴重な資料に恵まれた本学ならで はの研究を数多く進め,インド・西域・中国・日本にわたる広汎な仏教文化の研究に成果を収 めています。  こうした研究成果は、「龍谷大学善本叢書」、「龍谷大学仏教文化研究叢書」「仏教文化研究所紀要」、「仏教文化研究所所報」をはじめとする出版物や仏教文化講演会のかたちで公開しています。

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南山宗教文化研究所

http://nirc.nanzan-u.ac.jp/en/

 南山宗教文化研究所は 1974 年に創設され、 1976 年より本格的な活動を開始、 1979 年以降、南山大学の一研究機関となり今日に至っています。 本研究所を構成する共同体、すなわち研究所員と研究員は、さまざまな研究会、懇話会、研究活動、出版活動を通じて、東西の諸宗教、諸文化、そしてさまざま な思想哲学の間での対話を促進することに努めてきました。 研究所が整備、蓄積してきた研究用の施設と設備のおかげで、国内、国外の数多くの研究者たちの訪問、滞在先として選ばれてきており、今日、さらに広汎な研 究ネットワークを拡大しつつあります。

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国際真宗学会

http://www.iasbs.net/index_j.html

 際真宗学会は真宗が近年 世界的な 発展を遂げ、世界の宗教学者が真宗に重大な関心を持ちつつある現状にかんがみ、京 都の真宗学者研究者が中心となって創設することになり、1982年春に斯界の代表 と研究者の参加を得て龍谷大学で発会式をあげた。さらに欧米の学者・宗教者にも参 加を呼びかけ、会員は国内で150人、海外で百人に達した。1983年秋に龍谷大 学で第一回大会が三日間開催されたが、それ以後二年ごとに日本あるいは外国で大会 を開くことになった。発表論文と寄稿の論文は世界で初めて出版される英文の真宗研 究誌 ”Pure Land”に掲載された。その後学会は堅実に成長し、欧州地区大会を主な大会のない年に開催することになった。現在、日本地区の外に、ハワイ、北米、南 米、欧州、オセアニア地区に分かれて活動を続けている。

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Institute of Buddhist Studies(米国仏教大学院)

http://www.shin-ibs.edu/

米国仏教大学院(Institute of Buddhist Studies)は、1949年に、浄土真宗本願寺派の北米開教区(Buddhist Churches of America)によって、カリフォルニア州バークレー市に所在する設立され、大学院レベルの仏教学、宗教チャプレン教育、宗教者トレーニング等のプログラムを運営する。1985年からはGraduate Theological Union(神学大学院連合)と提携による、修士課程(仏教学専攻)のプログラムを運営している。

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