花園大学大学院 文学研究科

花園大学大学院 文学研究科

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 花園上皇は深く禅に帰依し、大徳寺の開山宗峰妙超に師事していたが、自らの離宮を禅院とし、宗峰が推薦した関山慧玄を開山に迎えて、妙心寺を建立した。臨 済宗妙心寺派では、宗門の教育機関として1872年般若林を創設し、その後花園学林・花園 学院・臨済宗大学・臨済学院専門学校と変遷し、1949年の学制改革によって「花園大学」 となった。創設以来、大本山妙心寺の東に隣接してあったが、1977年現在地に移転した。
 臨済宗には、妙心寺派をはじめとして十四派があり、曹洞宗・黄檗宗を併せた三宗十四派を禅宗と総称するが、花園大学は世界でただ一つ、臨済禅を建学の精神 とする大学であり、仏教としての禅宗の歴史や思想はもちろん、茶道や剣道など日本文化の基 盤としての禅、鈴木大拙が世界に発信して以来、国際的関心の的となったZENの研究の場と なっている。また国際的な研究交流を目的として、1986年には国際禅学研究所を開設した。2002年には、従来の仏教学科という名称を国際禅学科と改め、欧米やインド・東南ア ジア、さらに中国・韓国・台湾などへの留学・実地研修を含めたカリキュラムによって、宗門 の後継者育成だけではなく、広い視野を持てる教育をめざしている。
 また花園大学では、京都の歴史や文化をより深く学べる京都学課程を設け、文学部全学科をまたぐ選択科目を開講し、毎年夏には一般聴講が可能な公開講座を開 いている。2000年には、花園大学歴史博物館が開館し、従来図書館に所蔵していた文化財 的価値の高い美術品や典籍を保管整理するとともに、禅文化の積極的紹介に努めている。
 大学院は、1994年に文学研究科仏教学専攻が設置され、2000年には博士後期課程が設置された。禅研究を中心としながらも、インド・中国・日本の仏教 との関連や、近代哲学と禅の関係、さらにキリスト教と禅の交流についても、学べるようなカ リキュラムを構成するとともに、積極的に海外の留学生を受け入れ、まさしく国際的な視野を 持ち、宗教の枠を超えた研究が可能な環境を整備しつつある。

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