佛教大学大学院 文学研究科

佛教大学大学院 文学研究科

https://www.bukkyo-u.ac.jp/faculty/graduate/g-literature/

 佛教大学の淵源は、江戸時代に浄土宗の僧侶養成機関であった関東十八檀林に遡るが、近代的教育機関としては明治元年、「興学」と「育英」を目的に知恩院山内に設けられた「勧学場」に始まる。その後、近代的な教育制度の変遷にともない、1949 年に佛教大学となって今日にいたっている。本学は「仏教精神」を建学の理念とし、とりわけ鎌倉時代に浄土宗を開かれた法然上人の教えに基づきながら、「人間を見つめる 開かれたキャンパス」をスローガンとして教育研究活動を展開している。
 佛教大学大学院には、文学研究科仏教学専攻の修士課程・博士後期課程を設置し、浄土学、仏教学、仏教文化という三つの領域について研究している。
 浄土学研究の領域では、法然教学を根幹とする浄土宗学研究と、善導教学を柱とする浄土教学研究が中心となる。ここには、浄土教思想、浄土教史、そして法然浄土教の三本の柱がある。そして、鎌倉新仏教の旗手である法然の浄土思想の究明を柱として、その 淵源と広がりを視野にいれながら、セクト主義に陥ることなく古今 東西の宗教思想の中で法然教学の意義と価値を考察する。
 仏教学研究の領域では、サンスクリット語・パーリ語・チベット語・漢文などの文献を正確に読みこなし、その思想の真髄を把握するための文献学的研究を重視している。初期仏教経典の成立史とその思想、律文献に基づく教団史、アビダルマ仏教、大乗仏教の経典、中観思想や唯識思想など、経・律・論の文献を基礎とする研究、さらには中国仏教やチベット仏教が主な対象となる。
 仏教文化研究の領域では、仏教の信仰や思想的営為、またそれらが社会のなかで生み出してきた様々な文化的事象を、主に歴史学・文献学の視点から考察している。具体的には、鎌倉新仏教の発展過程に関する研究、日本中世寺院における知の体系についての研究、仏教美術を対象とした思想的背景の研究などを行っている。
 この三つの研究領域は独立しながらも、互いに関連を探りながら、教育活動ならびに研究活動を進めている。

TOPに戻る